// INDEX
- BtoB広報(PR)の基本:BtoC広報との決定的な5つの違い
- 1. ターゲット:専門領域の担当者や決裁者
- 2. 目的:信頼性の構築と理解促進
- 3. アプローチメディア:業界専門メディアやビジネス誌
- 4. 訴求メッセージ:課題解決と導入効果の論理的な提示
- 5. 購買プロセス:長期間かつ合理的な意思決定への貢献
- BtoB広報が失敗する根本原因|なぜ「とりあえずのプレスリリース」ではうまくいかないのか
- 事業成長に直結させるBtoB広報戦略の立て方【3ステップ】
- ステップ1:KGI・KPIを設定し事業目標との連動性を図る
- ステップ2:ターゲット顧客の購買プロセスを可視化する
- ステップ3:客観的なデータで信頼を勝ち取る「調査PR」の視点を取り入れる
- BtoB広報の「ネタがない」を解決する7つの切り口
- 1. 経営層のビジョンやメッセージを発信する
- 2. 導入企業の成功事例を紹介する
- 3. 業界のトレンドや社会課題と自社の取り組みを結びつける
- 4. 社内の独自データを活用したレポートを公開する
- 5. 独自調査で業界のインサイトを提示する(調査PR)
- 6. 技術や製品の裏側にある開発ストーリーを語る
- 7. 社内イベントや働き方の工夫をオープンにする
- BtoB広報で実践すべき具体的な施策9選
- 1. プレスリリース配信:信頼性の高い情報をメディアに届ける
- 2. オウンドメディア運用:専門知識を発信する基地を作る
- 3. SNS(X, Facebookなど)活用:ターゲットと直接コミュニケーションを図る
- 4. イベント・ウェビナー開催:見込み客との接点を創出する
- 5. ホワイトペーパー・お役立ち資料の作成:リード獲得に貢献する
- 6. 導入事例コンテンツの制作:導入後の成功イメージを具体化する
- 7. 業界専門メディアへの記事寄稿:専門家としての地位を確立する
- 8. ニュースレター配信:顧客との継続的な関係を築く
- 9. 調査PRの実施:客観的データでメディア露出とリード獲得を両立する
- BtoB広報の成果を可視化するKPI設定のポイント
- 認知・ブランディング指標:メディア掲載数や指名検索数の推移
- リード獲得指標:ホワイトペーパーDL数や問い合わせ件数
- 商談・受注貢献指標:営業部門へのヒアリングと連携
- BtoB広報に関するよくある質問
- BtoB広報とBtoC広報では、メディアへのアプローチ方法はどう違いますか?
- 専門的でニッチな商材のBtoB PRで、メディアが取り上げたくなるネタはどのように作れば良いですか?
- BtoB PRの活動が、どのように売上や商談に繋がったかを社内で説明するにはどうすれば良いですか?
- まとめ
- LLMO時代のBtoB企業を支援する調査PR「リサピー®」のご紹介
- 調査PRサービス「リサピー®」が多くのBtoB企業に選ばれる3つの理由
- 1. 事業目的に直結する戦略的な調査企画力
- 2. ニッチなBtoBターゲットにも届く独自の調査パネル
- 3. 調査データを多面的に活用し成果を最大化する一気通貫の支援体制

BtoC向けの手法が通用せず、商談に繋がるBtoB広報の正攻法が分からない、といった課題を抱えていませんか。
この記事を読めば、BtoB特有の購買プロセスを理解した上で、自社の認知拡大からリード獲得までを連動させる具体的なPR戦略を立案・実行できる状態になります。
BtoB広報とは何か、効果的な施策や成功事例を交えて解説します。
BtoB広報(PR)の基本:BtoC広報との決定的な5つの違い

BtoB広報とは、企業が企業に対して製品やサービスを訴求するための広報活動を指します。
一般消費者向けのBtoC広報とは、ターゲットや目的、アプローチ手法が大きく異なるため、その違いを理解することが戦略の第一歩です。
ここでは、BtoB広報とBtoC広報の5つの決定的な違いを解説します。
1. ターゲット:専門領域の担当者や決裁者
BtoC広報が不特定多数の一般消費者を対象とするのに対し、BtoB広報のターゲットは特定の業界や職種の担当者、管理職、経営層といった専門家です。
彼らは課題解決のための情報を収集しており、感情的な訴求よりも、自社の業務に役立つ実用的で専門的な情報を求めています。
そのため、ターゲットの業務内容や課題を深く理解した上で、的な情報を提供する必要があります。
2. 目的:信頼性の構築と理解促進
BtoC広報では、商品の認知度を高めて購買意欲を刺激することが主な目的です。
一方で、BtoB広報では、製品やサービス、ひいては企業そのものに対する長期的な信頼を構築することが最も重要になります。
BtoB商材は高額で専門性が高く、導入後の影響も大きいため、顧客は慎重に意思決定を行います。
その過程で、企業の専門性や実績を示し、深い理解を促すことで信頼を獲得することがゴールとなります。
3. アプローチメディア:業界専門メディアやビジネス誌
BtoC広報がテレビCMや一般消費者向けの雑誌、Webメディアなどを活用するのに対し、BtoB広報ではターゲットが日常的に情報収集に利用するメディアへのアプローチが中心です。
具体的には、業界専門誌や業界紙、技術系のWebサイト、ビジネス誌、経営者向けのメディアなどが主戦場となります。
自社の専門性や技術力を、その価値を理解できる読者層を持つメディアを通じて発信することが、効率的な認知拡大と会社のブランディングに繋がります。
4. 訴求メッセージ:課題解決と導入効果の論理的な提示
BtoC商材の広告でよく見られる「楽しい」「便利」といった情緒的なメッセージは、BtoBのターゲットには響きにくい傾向があります。
BtoB広報で伝えるべきは、「生産性が30%向上する」「コストを年間500万円削減できる」といった、企業の課題解決にどう貢献できるかという論理的で具体的な価値です。
導入事例を用いて、どのような課題がどのように解決され、どれほどの効果があったかをファクトベースで示すことが極めて有効です。
ファクトベースPRについては「ファクトベースPRの基礎から実践ガイド」で詳しく紹介しています。
5. 購買プロセス:長期間かつ合理的な意思決定への貢献
BtoBにおける購買は、一個人の感情や好みで決まることはほとんどありません。
現場の担当者、情報システム部門、管理職、経営層など、複数のステークホルダーが関与し、数ヶ月から時には1年以上かけて比較検討が行われます。
広報活動は、この長い検討プロセスの各段階にいるそれぞれの担当者に対し、必要な情報を適切なタイミングで提供し、合理的な意思決定を後押しする役割を担います。
そのため、一度きりの情報発信ではなく、継続的なコミュニケーションが会社の成果を左右します。
BtoB広報が失敗する根本原因|なぜ「とりあえずのプレスリリース」ではうまくいかないのか

BtoB広報がうまくいかない多くのケースでは、BtoC広報との違いを理解しないまま、場当たり的な施策に終始していることが原因です。
例えば、新製品を発売したタイミングで一度だけプレスリリースを配信しても、メディアの関心を引くことは難しく、ましてや商談には繋がりません。
ターゲットである専門家は常に情報収集しており、彼らの課題意識に寄り添わない一方的な製品宣伝は無視されるだけです。
また、会社の事業目標と広報活動が連動しておらず、何のために情報を発信しているのかが曖昧なままでは、成果を測ることも改善することもできません。
成功のためには、戦略的な設計が不可欠です。
BtoB広報の失敗は、施策の不足ではなく、戦略の不在によって引き起こされます。
事業成長に直結させるBtoB広報戦略の立て方【3ステップ】
場当たり的な広報活動から脱却し、会社の事業成長に貢献するためには、戦略的なアプローチが不可欠です。
ここでは、広報活動を事業目標と連動させ、具体的な成果を生み出すための戦略立案プロセスを3つのステップに分けて解説します。
このステップを踏むことで、広報が単なる「情報発信」から「事業成長のエンジン」へと変わります。
ステップ1:KGI・KPIを設定し事業目標との連動性を図る
最初に、広報活動の最終的なゴール(KGI:重要目標達成指標)を、売上高や市場シェアといった事業全体の目標と明確に連携させます。
その上で、KGI達成への貢献度を測るための中間指標(KPI:重要業績評価指標)を設定します。
例えば、「メディア掲載〇件」「指名検索数〇%向上」「広報経由のリード獲得〇件」など、定量的で測定可能な指標を立てることが重要です。
これにより、各施策の目的が明確になり、活動の成果を客観的に評価し、改善に向けた具体的なアクションを取りやすくなります。
ステップ2:ターゲット顧客の購買プロセスを可視化する
次に、ターゲット顧客が自社製品を認知し、最終的に導入を決定するまでの思考や行動のプロセスを可視化します。
一般的に、「認知」「興味・関心」「比較・検討」「導入決定」といった段階に分けられます。
各段階で顧客がどのような課題を持ち、どんな情報を求めているのかを深く理解することが重要です。
例えば、認知段階では業界トレンドに関する記事、比較検討段階では詳細な導入事例や他社比較資料といったように、顧客の状況に合わせた情報提供施策を計画することで、効果的に態度変容を促せます。
ステップ3:客観的なデータで信頼を勝ち取る「調査PR」の視点を取り入れる
BtoBの意思決定は合理的な判断に基づいて行われるため、自社の主張を裏付ける客観的なデータは極めて強力な武器になります。
ここで有効なのが「調査PR」です。
自社で独自のアンケート調査などを企画・実施し、その結果をプレスリリースとして発表する手法を指します。
調査データは社会性や新規性のあるニュースとしてメディアに取り上げられやすいだけでなく、そこで得られたインサイトはホワイトペーパーや営業資料にも二次活用できます。
客観的なデータで業界の課題を提示することで、ソートリーダーとしての信頼性を確立し、顧客の関心を引きつけます。
BtoB広報の「ネタがない」を解決する7つの切り口
「自社の商材は専門的で地味だから、メディアが取り上げるような面白いネタがない」というのは、BtoB広報担当者が抱えがちな悩みです。
しかし、視点を変えれば、発信するべき情報は数多く存在します。
製品そのものではなく、その周辺にある文脈や価値に目を向けることが重要です。
ここでは、広報ネタを見つけるための7つの具体的な切り口を紹介します。
1. 経営層のビジョンやメッセージを発信する
自社の経営者がどのような思想を持ち、業界の未来をどう見ているのか、また社会課題に対してどのような問題意識を持っているのか、といったビジョンは、強力な広報コンテンツになります。
特に、経営者向けのビジネスメディアや経済メディアは、企業のトップが語る独自の視点や哲学に関心を持っています。
経営者の言葉を通じて、企業の信頼性や将来性を伝えることが可能です。
2. 導入企業の成功事例を紹介する
製品やサービスそのものの機能説明よりも、「顧客がどのように成功したか」というストーリーの方が、ターゲットにとってはるかに魅力的です。
導入企業が抱えていた具体的な課題、それを自社製品でどのように解決し、どのような定量的・定性的な成果が出たのかを詳しく紹介します。
これは、見込み客が自社の状況と照らし合わせ、導入後の成功イメージを具体的に描くための最も説得力のあるコンテンツです。
3. 業界のトレンドや社会課題と自社の取り組みを結びつける
DX、GX(グリーン・トランスフォーメーション)、働き方改革、AIの活用といった、世の中の大きなトレンドや社会課題は、多くのメディアが注目するテーマです。
これらのテーマに対して、自社の技術やサービスがどのように貢献できるのか、あるいは自社としてどのような取り組みを行っているのかを発信します。
社会的な文脈の中に自社を位置づけることで、ニュースとしての価値を高め、幅広いメディアの関心を引くことができます。
4. 社内の独自データを活用したレポートを公開する
自社が保有するデータは、他社にはない貴重な一次情報源です。
例えば、プラットフォームサービスを運営する会社であれば、その利用動向から業界のトレンドを分析したレポートを作成できます。
SaaS企業であれば、特定機能の利用率やそれによる業務効率化の効果などを集計し、公開することが可能です。
こうした独自データに基づく情報は、客観性と信頼性が高く、多くのメディアにとって引用価値のある情報となります。
5. 独自調査で業界のインサイトを提示する(調査PR)
社内に公開できるデータがない場合でも、アンケート調査を実施することで一次情報を創出できます。
特定の業界従事者を対象に、課題意識や今後の展望などについて調査し、その結果を分析・公表する「調査PR」は、BtoB企業にとって極めて有効な手法です。
これにより、業界の「今」を浮き彫りにし、メディアが報じやすい「ファクト」を提供できます。
調査PR会社の中には、ニッチなBtoBターゲットに特化した調査パネルを持つプラットフォームもあり、専門的なテーマでも調査が可能です。
BtoB広報のためのPR会社選定については「BtoB広報のPR会社選定ガイド」で詳しく紹介しています。
6. 技術や製品の裏側にある開発ストーリーを語る
製品やサービスが生まれるまでには、様々な試行錯誤や困難、そして開発者の熱い思いが込められています。
どのような課題を解決するためにその技術は生まれたのか、開発過程でどんな壁にぶつかり、どう乗り越えたのか。
こうした開発の裏側にあるストーリーは、特に技術系のメディアやエンジニアコミュニティに対して、共感を呼び、企業の技術力や姿勢を深く伝えるコンテンツになります。
7. 社内イベントや働き方の工夫をオープンにする
企業文化や働き方も、重要な広報ネタです。
ユニークな福利厚生、特徴的な社内イベント、先進的な働き方を実現するための制度などを積極的に公開することで、企業の魅力を多角的に伝えられます。
これは、採用候補者へのアピールとなる採用広報の側面だけでなく、「働きがいのある会社」「先進的な取り組みを行う会社」といったポジティブな企業イメージの構築にも繋がります。
BtoB広報で実践すべき具体的な施策9選
戦略を立て、発信するネタの切り口を見つけたら、次はいよいよ具体的な施策の実行です。
BtoB広報の施策は多岐にわたりますが、ターゲットの購買プロセスや自社の目的に合わせて、これらを適切に組み合わせることが重要です。
ここでは、多くのBtoB企業が実践し、成果を上げている9つの具体的な広報施策を紹介します。
1. プレスリリース配信:信頼性の高い情報をメディアに届ける
新製品・新サービスの発表、業務提携、調査結果の公表、人事情報など、企業の公式な情報をメディアに向けて発信する最も基本的な施策です。
配信サービスを利用することで、多くのメディアに一斉に情報を届けられます。
客観的な事実に基づき、社会性や新規性といったニュースバリューを意識して作成することが、掲載の可能性を高める鍵です。
2. オウンドメディア運用:専門知識を発信する基地を作る
自社で運営するブログやWebサイトで、ターゲットの課題解決に役立つ専門的な記事やノウハウを発信します。
SEOを意識することで、課題を検索している潜在的な顧客に自社を見つけてもらうことができます。
専門家としての信頼性を着実に蓄積できる、中長期的な資産となる施策です。
3. SNS(X, Facebookなど)活用:ターゲットと直接コミュニケーションを図る
X(旧Twitter)やFacebook、LinkedInなどのSNSを活用し、業界ニュースへのコメントや自社の取り組みを発信することで、業界関係者や潜在顧客と直接的な関係を構築します。
プレスリリースほど堅苦しくない、リアルタイムな情報発信や双方向のコミュニケーションが可能な点が魅力です。
4. イベント・ウェビナー開催:見込み客との接点を創出する
自社でセミナーやウェビナーを主催し、ターゲットの関心が高いテーマについて解説します。
専門知識を提供することで見込み客を集め、自社製品への興味を喚起する絶好の機会です。
参加者リストは、その後のマーケティング活動に繋がる貴重なリードとなります。
新商品・新サービスの市場浸透と情報発信については「新商品・新サービスの市場浸透と情報発信の調査データ」で詳しく紹介しています。
5. ホワイトペーパー・お役立ち資料の作成:リード獲得に貢献する
調査レポート、ノウハウ集、導入事例集といった、ターゲットにとって有益な情報をまとめた資料(ホワイトペーパー)を作成します。
Webサイト上で連絡先情報と引き換えにダウンロードしてもらう形式にすることで、製品・サービスに関心を持つ見込み客の情報を効率的に獲得できます。
お役立ち資料ライブラリについては「お役立ち資料ライブラリ」で詳しく紹介しています。
6. 導入事例コンテンツの制作:導入後の成功イメージを具体化する
実際に自社製品を導入している顧客にインタビューを行い、導入前の課題、導入の決め手、導入後の具体的な効果などを記事や動画コンテンツにします。
第三者の声を通じて語られる成功体験は、見込み客にとって最も信頼性が高く、導入を後押しする強力な材料です。
7. 業界専門メディアへの記事寄稿:専門家としての地位を確立する
ターゲットが信頼を寄せる業界専門メディアに、自社の専門家が署名入りで記事を寄稿する手法です。
メディアの権威性を借りることで、自社の専門性やソートリーダーシップを効果的にアピールできます。
メディアとの良好な関係構築にも繋がります。
8. ニュースレター配信:顧客との継続的な関係を築く
メールマガジンなどを通じて、既存顧客や獲得したリードに対して定期的に有益な情報を届けます。
業界の最新トレンド、製品の活用術、セミナーの案内などを配信することで、顧客との関係を維持・深化させ、アップセルやクロスセルの機会を創出します。
9. 調査PRの実施:客観的データでメディア露出とリード獲得を両立する
独自調査を行い、その結果をプレスリリースとして発表する施策です。
客観的なデータに基づいた情報はメディアに引用されやすく、高い露出効果が期待できます。
また、詳細な調査結果をまとめたレポートは、リード獲得のためのホワイトペーパーとして活用でき、広報とマーケティングの両面で成果を生み出すことが可能です。
調査PR支援サービスについては「リサピーの調査PR支援サービス」で詳しく紹介しています。
BtoB広報の成果を可視化するKPI設定のポイント
BtoB広報は、実施して終わりではありません。
その活動が事業成長にどれだけ貢献したかを客観的に評価し、次のアクションに繋げるためには、適切なKPI(重要業績評価指標)の設定が不可欠です。
広報の成果は多岐にわたるため、「認知・ブランディング」「リード獲得」「商談・受注貢献」の3つの階層に分けてKPIを設定すると、活動の全体像を捉えやすくなります。
認知・ブランディング指標:メディア掲載数や指名検索数の推移
企業の認知度やブランドイメージがどれだけ向上したかを測る指標です。
具体的には、新聞や雑誌、Webメディアへの掲載記事数や、その記事が持つ広告価値を金額に換算した「広告換算値」が用いられます。
また、広報活動によって自社への関心が高まったかを測る指標として、企業名やサービス名で直接検索された回数を示す「指名検索数」の推移も重要です。
リード獲得指標:ホワイトペーパーDL数や問い合わせ件数
広報活動が、将来の顧客となりうる見込み客(リード)の獲得にどれだけ繋がったかを測る指標です。
オウンドメディアの記事やプレスリリース内に設置したリンクからの、ホワイトペーパーやお役立ち資料のダウンロード数、セミナーやウェビナーへの申込数、そしてWebサイト経由でのサービスに関する問い合わせ件数などを計測します。
これらの数値は、広報がマーケティング活動に直接貢献した証となります。
商談・受注貢献指標:営業部門へのヒアリングと連携
広報活動経由で獲得したリードが、最終的にどれだけ商談や受注に結びついたかを測る、最も事業貢献度を示す指標です。
MA(マーケティング・オートメーション)やSFA(営業支援システム)といったツールを活用し、リード獲得から商談化、受注までのプロセスを追跡します。
ツールがない場合でも、営業部門に定期的にヒアリングを行い、「どの広報コンテンツが商談のきっかけになったか」を把握することで、広報活動の売上への貢献度を定性・定量の両面から可視化できます。
BtoB広報に関するよくある質問
BtoB広報を進める上で、多くの担当者が共通の疑問や悩みを抱えています。
ここでは、特に頻繁に寄せられる3つの質問について、結論ファーストで簡潔に回答します。
BtoB広報とBtoC広報では、メディアへのアプローチ方法はどう違いますか?
アプローチの目的が異なります。
BtoCが短期的な記事掲載を目指す一方、BtoBでは業界専門メディアの記者と長期的な信頼関係を築くことが重要です。
製品情報だけでなく、業界動向や独自データを提供し、記者が頼れる情報源となることを目指すアプローチが有効です。
専門的でニッチな商材のBtoB PRで、メディアが取り上げたくなるネタはどのように作れば良いですか?
自社製品の機能ではなく、社会課題や業界トレンドと結びつける切り口が有効です。
例えば、自社の技術が「人手不足の解消」や「DX推進」にどう貢献するかを語ります。
また、独自調査で業界の課題をデータで示す「調査PR」は、客観性がありニュースになりやすい手法です。
BtoB PRの活動が、どのように売上や商談に繋がったかを社内で説明するにはどうすれば良いですか?
広報活動を起点としたWebサイトへのアクセスや資料ダウンロード数を計測し、その後の商談化率や受注額までをMA/SFAツールで追跡する方法が最も明確です。
ツールがない場合は、営業部門と連携し、商談のきっかけとなった情報源をヒアリングすることで貢献度を示します。
まとめ
BtoB広報は、一般消費者向けとは異なり、専門的なターゲットに対して長期的な信頼を構築し、合理的な購買決定を支援する活動です。
成功のためには、BtoCとの違いを深く理解し、事業目標と連動した戦略的な設計が求められます。
特に、専門的な商材の「ネタがない」という課題は、社会課題との接続や「調査PR」による客観的データの創出といった切り口で解決可能です。
設定したKPIに基づき効果を測定し、継続的に改善していくことで、BtoB広報は単なる認知獲得活動にとどまらず、事業成長を直接的に牽引するエンジンとなります。
LLMO時代のBtoB企業を支援する調査PR「リサピー®」のご紹介
リサピーは、BtoB企業に特化した調査PRサービスです。
事業目的に沿った調査の企画・設計から、アンケートの実施、プレスリリースの作成・配信、そして調査データの二次活用提案やLLMO時代のAI対策まで、一気通貫で支援します。
メディアが取り上げたくなるニュースバリューの高い調査を設計し、企業の認知度向上、リード獲得、そして営業現場での説得力強化まで、広報・マーケティング・セールス各領域の課題解決に貢献します。
BtoB向けLLMO戦略支援については「IDEA LLMO」で詳しく紹介しています。
調査PRサービス「リサピー®」が多くのBtoB企業に選ばれる3つの理由
リサピーは、サービス開始から5年で800社以上、2,500件を超えるBtoB企業の調査PRを支援してきました。
多くの企業に選ばれ続ける理由は、単に調査を実施するだけでなく、事業成果に直結させるための独自のノウハウと体制にあります。
1. 事業目的に直結する戦略的な調査企画力
リサピーの強みは、事業の目的から逆算した戦略的な調査企画力にあります。
単に面白いデータや意外な結果を狙うのではなく、「その調査結果がどうすればメディアに注目され、最終的に自社の事業課題解決に繋がるか」を徹底的に考え抜きます。
数多くの実績から導き出された、メディアと読者が反応する「切り口の型」を用いて、ありきたりではない、世の中に一石を投じる企画を設計します。
2. ニッチなBtoBターゲットにも届く独自の調査パネル
BtoB領域では「調査したい対象者が見つからない」という課題が頻繁に発生します。
リサピーは、長年のBtoB調査で培った独自のネットワークにより、一般的な調査会社ではリーチが難しいニッチなターゲット層への調査を可能にしています。
例えば「従業員数1,000名以上の製造業でDXを担当する役職者」や「3期連続で増収しているEC事業の責任者」といった、極めて具体的な条件での絞り込み実績も多数保有しています。
3. 調査データを多面的に活用し成果を最大化する一気通貫の支援体制
調査PRの価値は、1本の調査データをどれだけ多面的に活用できるかで決まります。
リサピーでは、調査結果をプレスリリースとして配信するだけでなく、リード獲得用のホワイトペーパー、営業現場で使える提案資料、セミナーコンテンツ、オウンドメディア記事など、最大12のマーケティング・アセットへの展開を一気通貫で支援します。
1つの調査から生まれる成果を最大化し、投資対効果の高いPR活動を実現します。