// INDEX
- BtoB向けプレスリリースがBtoCより難しい2つの理由
- 理由1:専門性が高く一般の興味を引きにくい
- 理由2:課題解決のプロセスが複雑で伝わりにくい
- 【目的別】すぐに使える!BtoBプレスリリースの無料テンプレート4選
- 【新サービス・新機能】社会課題との連携をアピールするテンプレート
- 【業務提携・協業】両社の強みとシナジーを明確にするテンプレート
- 【導入事例】顧客の成功(Before/After)を具体的に示すテンプレート
- 【調査リリース】独自データで業界のインサイトを提示するテンプレート
- なぜ読まれない?BtoBプレスリリースが陥りがちな3つの典型的な失敗
- 失敗1:製品の機能説明に終始してしまう「自分語り」のプレスリリース
- 失敗2:業界の常識を前提に話を進めてしまう「内輪向け」のプレスリリース
- 失敗3:社会的な文脈を無視した単なる「発表」で終わるプレスリリース
- メディアの目に留まる!プレスリリースの質を劇的に高める5つの書き方のコツ
- コツ1:タイトルは30字以内で「誰が」「何を」したか分かるように作成する
- コツ2:リード文で「5W2H」を網羅し、プレスリリースの全体像を伝える
- コツ3:専門用語の使用は避け、どうしても使う場合は平易な言葉で補足する
- コツ4:複雑なサービス内容は図やグラフを用いて視覚的に分かりやすく見せる
- コツ5:記者の期待を超える「2割の発見」を盛り込みニュースとしての独自性を出す
- 調査PRサービス「リサピー®」を活用したBtoBプレスリリースの成功事例
- 社会トレンドを捉えた調査設計で企業の信頼性を高めたピー・シー・エー株式会社の事例
- BtoBプレスリリースのテンプレートに関するよくある質問
- BtoBプレスリリースで効果的なテンプレートの選び方はありますか?
- 専門的で難しいBtoBサービスをプレスリリースで分かりやすく伝えるコツは?
- 作成したBtoBプレスリリースは、どこに配信するのが効果的ですか?
- まとめ

BtoBサービスは専門性が高く、一般の興味を引きにくいため、どうすればメディアに響くプレスリリースが書けるのか分からない、といった悩みを抱える広報担当者は少なくありません。
この記事を読むことで、自社の発表内容に合った最適な無料テンプレートを入手し、必要な情報を埋めるだけで、メディア関係者から「ニュースバリューがある」と判断されるレベルのプレスリリースを完成させられる状態になります。
BtoB向けプレスリリースがBtoCより難しい2つの理由

BtoB向けのプレスリリースがBtoC向けと比較して難しいとされる背景には、ターゲットとなる読者層と製品・サービスの特性の違いがあります。
一般消費者を対象とするBtoC製品は、個人の感情やライフスタイルに訴えかけることで共感を得やすい一方、BtoBではより論理的で客観的な情報が求められるため、アプローチが異なります。
理由1:専門性が高く一般の興味を引きにくい
BtoBサービスは、特定の業界や業務に特化したものが多く、その分野の知識がない人にとっては価値が伝わりにくい傾向があります。
例えば、製造業向けの部品管理システムや金融機関向けのセキュリティソフトなどは、ターゲット外の読者にとっては自分事として捉えにくく、ニュースとしての関心を引き出すのが困難です。
そのため、無料で利用できるテンプレートを活用しても、専門的な内容をいかに社会的な文脈に落とし込み、多くの人にとっての価値を提示できるかが問われます。
理由2:課題解決のプロセスが複雑で伝わりにくい
BtoBサービスの導入は、企業の課題解決を目的としており、そのプロセスは複数の部署が関わるなど複雑な場合がほとんどです。
単に「便利になる」というだけでなく、「なぜこのサービスが必要なのか」「導入によって企業のどのような課題が、どのように解決されるのか」という論理的なストーリーを明確に伝える必要があります。
この複雑なプロセスを簡潔に、かつ魅力的に表現するには、製品の機能だけでなく、導入後のインパクトや顧客の成功体験を具体的に示す構成力が求められます。
【目的別】すぐに使える!BtoBプレスリリースの無料テンプレート4選

BtoBのプレスリリースは、発表する内容によって最適な構成やアピールすべきポイントが異なります。
ここでは、BtoBで頻出する4つの目的別に、すぐに活用できる無料のテンプレートを紹介します。
それぞれのテンプレートに沿って情報を整理することで、メディアにとってのニュースバリューを高めることができます。
【新サービス・新機能】社会課題との連携をアピールするテンプレート
新サービスや新機能のプレスリリースでは、単なる機能紹介に終わらせず、そのサービスが「なぜ今、社会に必要なのか」を伝えることが重要です。
DX推進、人手不足、働き方改革といった社会的な課題と自社サービスを結びつけることで、ニュースとしての価値が高まります。
タイトル:「社会課題を解決するサービス名提供開始」
リード文:5W2Hを盛り込み、サービス提供の背景と目的を要約。
本文:
開発の背景:具体的な社会課題や業界の動向を提示。
サービス概要:3つの主要な特徴を箇条書きで説明。
提供価値:サービス利用でユーザーや社会にどのようなメリットがあるかを記述。
今後の展望:サービスの将来的な展開や目標。
会社概要
【業務提携・協業】両社の強みとシナジーを明確にするテンプレート
業務提携のプレスリリースでは、提携する両社の紹介に加え、協業によって「1+1」が「2」以上になる理由、つまりシナジー効果を具体的に示す必要があります。
両社の強みが掛け合わさることで、どのような新しい価値が生まれるのかを明確に伝えましょう。
タイトル:【A社】と【B社】が【目的】で業務提携
リード文:提携の目的と、それによって実現することの要約。
本文:
提携の背景と目的:市場の課題や両社が目指す方向性を説明。
各社の強み:提携する両社の事業内容や得意領域を簡潔に紹介。
シナジー効果:協業で具体的に何が実現するのか(例:新ソリューション開発、販路拡大など)。
両社代表からのコメント。
各社の会社概要
【導入事例】顧客の成功(Before/After)を具体的に示すテンプレート
BtoBにおいて導入事例は、サービスの信頼性を示す強力なコンテンツです。
プレスリリースでは、導入企業の課題(Before)と、サービス利用によって得られた具体的な成果(After)を数値などで示すことが重要です。
顧客のリアルな声を盛り込むことで、説得力が増します。
タイトル:【導入企業名】が【サービス名】を導入し、【具体的な成果】を実現
リード文:導入の背景と最も大きな成果を要約。
本文:
導入前の課題(Before):導入企業が抱えていた具体的な問題点を記述。
導入の決め手:なぜ他社ではなく自社サービスを選んだのか。
導入後の成果(After):業務効率改善率、コスト削減額など具体的な数値を提示。
導入企業担当者のコメント。
導入企業の会社概要
自社の会社概要
【調査リリース】独自データで業界のインサイトを提示するテンプレート
独自調査の結果は、客観的なデータに基づいており、メディアがニュースとして取り上げやすい情報です。
業界のトレンドや課題に関するインサイト(新たな発見)を提示することで、自社の専門性やソートリーダーシップを示すことができます。
「8割の予定調和と2割の発見」を意識し、記者が「知らなかった」と感じる意外な事実を盛り込むのが成功の鍵です。
ファクト型ホワイトペーパーの作成については「ファクト型ホワイトペーパーで大手・エンタープライズ企業を開拓」で詳しく紹介しています。
タイトル:【調査テーマ】に関する調査結果―【最も意外な発見】が明らかに
リード文:調査の概要と、最も注目すべき結果(トピックス)を3点ほど要約。
本文:
調査の背景と概要:調査目的、対象者、期間などを明記。
調査結果サマリー:主要な結果をグラフと共に解説。
結果から得られる考察:データから何が言えるのか、専門家としての見解を記述。
会社概要
なぜ読まれない?BtoBプレスリリースが陥りがちな3つの典型的な失敗

多くの時間と労力をかけて作成したプレスリリースも、メディア関係者の目に留まらなければ意味がありません。
特にBtoB企業は、専門性の高さゆえに読者に伝わらないプレスリリースを作成してしまうことがあります。
ここでは、よくある3つの典型的な失敗パターンとその回避策を解説します。
失敗1:製品の機能説明に終始してしまう「自分語り」のプレスリリース
自社製品への思い入れが強いあまり、機能やスペックの紹介ばかりに偏ってしまうケースです。
メディアや読者が知りたいのは「その製品が誰の、どんな課題を解決するのか」という顧客視点の価値(ベネフィット)です。
多機能なプラットフォームであっても、機能の羅列ではなく、顧客がその機能を使ってどのようにビジネスを成功させられるのか、具体的な利用シーンや導入効果を中心に構成することが重要です。
失敗2:業界の常識を前提に話を進めてしまう「内輪向け」のプレスリリース
特定の業界では当たり前のように使われている専門用語や略語を、説明なしに使ってしまう失敗です。
プレスリリースは、業界の専門記者だけでなく、一般紙やWebメディアの記者など、様々な知識レベルの人が読む可能性があります。
業界の常識を前提とせず、「この市場では現在、このような課題があり」といった背景情報から丁寧に説明することで、より広い読者層にニュースの価値を届けることができます。
失敗3:社会的な文脈を無視した単なる「発表」で終わるプレスリリース
「新サービスを開始します」「イベントを開催します」といった事実の報告だけで完結してしまうプレスリリースは、ニュースとしての深みに欠けます。
なぜ今、その発表に社会的意義があるのかを伝える視点が不可欠です。
例えば、法改正や新しい技術トレンド、働き方の変化といったマクロな動きと自社の取り組みを結びつけることで、単なる企業活動の報告から、社会的な関心事へと昇華させることができます。
メディアの目に留まる!プレスリリースの質を劇的に高める5つの書き方のコツ

BtoBプレスリリースを「読まれる」から「記事化される」レベルに引き上げるためには、情報を整理し、メディア関係者の視点に立った書き方を実践する必要があります。
ここでは、多忙な記者の目に留まり、ニュースバリューを感じさせるための5つの具体的なコツを紹介します。
コツ1:タイトルは30字以内で「誰が」「何を」したか分かるように作成する
記者は毎日大量のプレスリリースに目を通しており、最初に目にするタイトルで読むかどうかを判断します。
タイトルは30文字以内を目安に、主語(企業名)と述語(何をしたか)を明確にし、最も伝えたいニュースの核心を簡潔に表現することが不可欠です。
必要であれば、サブタイトルで具体的な成果や社会的な意義を補足します。
コツ2:リード文で「5W2H」を網羅し、プレスリリースの全体像を伝える
リード文は、プレスリリース本文の要約です。
Who(誰が)、When(いつ)、Where(どこで)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)、How much(いくらで)の「5W2H」を過不足なく盛り込むことで、記者は最初の数行を読むだけでニュースの全体像を把握できます。
このリード文だけで記事が書けるレベルを目指して情報を整理しましょう。
コツ3:専門用語の使用は避け、どうしても使う場合は平易な言葉で補足する
BtoBの分野では専門用語が多用されがちですが、読者の理解を妨げる要因になります。
可能な限り一般的な言葉に言い換える努力が必要です。
例えば「SaaS」を「インターネット経由で利用できるソフトウェア」と説明するなど、どうしても専門用語を使わなければならない場合は、必ず注釈や簡単な解説を加え、前提知識がない読者にも内容が伝わるように配慮します。
コツ4:複雑なサービス内容は図やグラフを用いて視覚的に分かりやすく見せる
文字だけでは伝わりにくいサービスの仕組みや、導入による効果の推移、調査結果のデータなどは、図やグラフを積極的に活用しましょう。
視覚的な情報は直感的な理解を助け、記者が記事を作成する際の素材としても利用されやすくなります。
サービスの概念図や、導入前後の比較グラフなどを挿入することで、プレスリリースの分かりやすさが格段に向上します。
コツ5:記者の期待を超える「2割の発見」を盛り込みニュースとしての独自性を出す
メディアが求めるのは、既知の事実だけでなく、新しい発見や意外性のある情報です。
プレスリリースの中に、読者の常識を覆すような「2割の発見」を盛り込むことを意識しましょう。
例えば、業界の常識とは異なる調査結果や、一見関係のない社会課題と自社サービスとの意外な接点などを提示することで、ニュースとしての独自性が際立ち、記者の興味を強く引くことができます。
調査PRサービス「リサピー®」を活用したBtoBプレスリリースの成功事例
客観的なデータを活用する調査PRは、BtoB企業の信頼性と専門性を効果的にアピールする手法です。
ここでは、調査PRサービスリサピーを活用し、プレスリリース配信で大きな成果を上げた企業の事例を紹介します。
戦略的な調査設計が、いかにしてメディアの関心を引き、企業の価値向上に繋がるかを見ていきましょう。
調査PRサービスリサピーについては「調査PRサービスリサピー®︎」で詳しく紹介しています。
社会トレンドを捉えた調査設計で企業の信頼性を高めたピー・シー・エー株式会社の事例
ピー・シー・エー株式会社は、「DX推進によるやりがい向上の実態調査」を実施しました。
この調査は、社会的な関心事である「DX」と、従業員の「エンゲージメント」という2つのトレンドを掛け合わせたテーマ設定が特徴です。
単にDXの導入状況を問うのではなく、それが従業員のやりがいにどう影響するかという「因果関係」にまで踏み込んだ厳密な調査設計を行いました。
その結果、多くのビジネスメディアの関心を引き、Yahoo!ニュースにも掲載されるなど、企業の信頼性を高めるだけでなく、営業資料としても活用できる強力な裏付けデータを得ることに成功しました。
BtoBプレスリリースのテンプレートに関するよくある質問
ここでは、BtoBプレスリリースのテンプレートに関する、よくある質問とその回答をまとめました。
BtoBプレスリリースで効果的なテンプレートの選び方はありますか?
発表内容の目的に合ったテンプレートを選ぶことが最も重要です。
「新サービス」「導入事例」「業務提携」「調査リリース」など、伝えたい情報の種類に応じて構成が最適化されたテンプレートを使い分けることで、必要な情報が整理され、メディアにニュースバリューが伝わりやすくなります。
専門的で難しいBtoBサービスをプレスリリースで分かりやすく伝えるコツは?
専門用語を避け、平易な言葉で説明することが基本です。
サービスの仕組みや導入効果は、図やグラフを用いて視覚的に表現すると効果的です。
また、「誰の」「どんな課題を」「どのように解決したか」という顧客の成功事例を具体的に示すことで、読者はサービスの価値を直感的に理解できます。
作成したBtoBプレスリリースは、どこに配信するのが効果的ですか?
ターゲットとする企業の担当者や決裁者が読むメディアに配信するのが効果的です。
具体的には、業界専門紙や専門Webメディア、企業の経営層や情報システム担当者が購読するビジネス系メディアなどが挙げられます。
幅広いメディアに配信するよりも、ターゲットを絞ってアプローチすることが重要です。
まとめ
BtoBサービスのプレスリリース作成においては、専門的な内容をいかに分かりやすく、社会的な文脈と結びつけて伝えるかが重要です。
今回紹介した目的別のテンプレートや書き方のコツを活用することで、ゼロから作成する手間を省きつつ、メディアの目に留まる質の高いプレスリリースを効率的に作成できます。
特に、客観的なデータを用いる調査リリースや、具体的な成果を示す導入事例リリースは、BtoB企業ならではの信頼性をアピールする上で非常に有効な手段となります。